人の身体は100%食べた物で作られている
吸収は腸がすべて
いくら口からいいものを食べても腸内環境が良くなければ栄養はうまく吸収されません。
腸には、食べ物に含まれる栄養素を体に吸収されやすい形に変える働きが備わっています。それは「消化」と呼ばれ、食べ物に含まれる栄養素を吸収されやすい形や大きさに分解する工程をいいます。
栄養が吸収された後、腸には食べもののカスが残ります。食べ物のカスからは徐々に水分が吸収され、液体から半固形状へ、最終的には固形状の便がつくられます。便は肛門の手前(直腸)まで運ばれると、刺激が脳に伝わり、便意を催すのです。
このように、腸の2つ目の働きは、栄養素が吸収された後の食べ物のカスから水分を吸収して便をつくり、それを体の外へ排出することです。腸の運動が乱れたり、水分が正しく吸収されなかったりすると、便秘や下痢になるのです。